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概要:ムニューシン米財務長官は20日、新型コロナウイルス関連の追加景気対策について、学校再開や労働者の職場復帰のための措置、ワクチン開発が中心になると語った。
ムニューシン米財務長官は20日、新型コロナウイルス関連の追加景気対策について、学校再開や労働者の職場復帰のための措置、ワクチン開発が中心になると語った。
ムニューシン氏とトランプ大統領は、共和党案をまとめるためホワイトハウスでマコネル上院院内総務、マッカーシー下院院内総務と会談。共和党案に対して民主党は、感染拡大で苦しむ人々ではなく企業の支援に傾いていると反発している。
ホワイトハウスと議会には、コロナ禍による不況の深刻化を防ぐための追加景気対策をまとめる時間は数週間しか残されていない。全米各地で感染者数が再び急増し、経済活動や学校の再開に向けた取り組みが妨げられる中で、米経済を支援してきた2兆9000億ドル(約311兆円)の連邦政府の資金は底を突きつつある。
こうした状況下で、政府と与野党間の協議で中心的役割を担うであろうムニューシン氏は、追加景気対策の焦点は「子どもと雇用、ワクチン」になると記者団に語った。
ホワイトハウスでペンス副大統領(左)らと会談するムニューシン財務長官(中央)
撮影:Doug Mills / Pool / Getty Images
これとは別にマコネル氏は、共和党からは協議の「出発点」を「できれば今週中に」提案したいと述べた。同氏は、既に3兆5000億ドル規模の提案を打ち出している民主党からの反対だけでなく、追加策に何を含むべきかに関する党内の一部対立も乗り越えなくてはならない。
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